仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

ビットコイン、海外の売りポジションは横ばい

足元のビットコイン(BTC)は340万円台で取引されています。最も取引量の多い米ドル建てでは33,000ドル近辺で推移しています(コインマーケットキャップより)。

一部国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(1月
4日時点)では、前週比で350万円台の買いが拡大しました。一方、海外の大手取引所ビットフィネックスでは、1月4日のショートポジションは前週と比較してほぼ横ばいで、3,174枚となっています。ロング・ショート比率は昨年以降継続してロングポジションの方が大きく、足元では85.6%となっています。

昨年10月と12月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが1万枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測されました。短期的な値動きを追うには、引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目する必要があります。

金融庁に登録している暗号資産交換業者が運営している暗号資産交換所は、年々増えて「一体どこを利用したらいいの?」という声をよく聞くってことで今回は、「国内で最も多く通貨ペアを扱っている交換所」という観点で「Zaif Exchange」を検証します!

zaif.jp

Zaif Exchange」の取り扱っている暗号資産は12種類と、国内ではコインチェック(14通貨)に次いで取扱い暗号資産は多く、「Zaif Exchange」でしか取り扱っていない暗号資産の種類はなんと6種類(FSCC、CICC、NCXC、ZaifCMS、JPYZ)のマニアックさ加減がすごい。これらの暗号資産を購入しようとすると「Zaif Exchange」に口座を開けるしか方法がないという個性的な暗号資産を多く扱っているわけです。これだけでも「Zaif Exchange」の異色が伝わると思いますが、実は取り扱っている通貨ペアの種類がダントツで国内No.1なんです。その種類はなんと『24種類』。ちなみに取扱い暗号資産が多いコインチェックの通貨ペアはHPを見る限り14種類、bitFlyerは11種類のようです。ほとんどの交換所は「BTCとJPY」「ETHとJPY」と「暗号資産と日本円」という組み合わせなのですが、「Zaif Exchange」では、「暗号資産と日本円」だけではなく「暗号資産とBTC」という組み合わせがあるんです。「そんな大したことではないでしょう?」という思うかもしれないけど、実はこれ、利用者からすると選択肢が大きく広がるんです。

 

例えば、「暗号資産と日本円」との交換しかないと、利用者は利益を取る際に必ず日本円にしなくてはなりません。つまり日本円ベースで資産を増やしてく方法しかないのです。一方、「Zaif Exchange」ですと、「暗号資産とBTC」の通貨ペアがありますので、BTCベースで資産を増やしていくことが可能なのです。証券会社や銀行で外貨取引をされている方でしたらこのイメージは理解できると思います。ドル建ての投資信託や債券、米国株などを売買し、ドルベースで資産形成するのと同じような考えがビットコインベースでできるわけです。そして、この通貨ペアを「アプリ」でもできるというのがポイント。暗号資産交換業者のアプリは結構、「一部の売買ができない」といったケースが見られますが、「Zaif Exchange」のアプリは全ての通貨ペアに対応していて、Web取引とアプリの売買機能が同じなので、ストレスなく売買することが可能です。

Zaif Exchange」で、暗号資産の売買を行いBTCベースの資産を増やしてみては?

 

 

フィスココイン(FSCC)テクニカル分析

先週105円でしたので、100円を超える値動きが続いています。ビットコインが250万円に迫る勢いで上昇しているため、ビットコインの値動きにも注目です。

フィスココインは現在、大きなトレンドが発生しており、トレンドラインをひくと、下値は70円付近、上値は120円が目安となっています。また、過去の値動きから、次の上値めどは、127円付近を示しています。

ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は11,746ドル

ビットコイン(BTC)の価格予想を行う上で重要な要素のひとつにハッシュレートがあります。ハッシュレートは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)をマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表すものです。具体的には、1秒間に何回計算が行われているかを示しており、ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理速度、つまり処理能力が高いということになります。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加が挙げられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータのひとつといえます。

ハッシュレートは、長期的には継続して右肩上がりに推移しています。2019年1月11日時点の41,336,683 TH/Sから2020年12月22日時点では134,441,786TH/Sと、約3倍に増加しています(Blockchain.comより)。

ハッシュレートとビットコイン価格の相関係数を見たところ2017年、2018年、2019年と年によってバラつきがあるためあまり参考にはなりません。しかしその一方で、暗号資産業界の関係者の中には「ハッシュレートがビットコインの下値サポートラインに関係する」と見る向きもあります。足元のハッシュレート水準から分析すると、ビットコインの妥当価格は11,746ドルとなり、現在24,000ドル付近で推移するビットコインは割高と考えることもできます。

12月15日時点のCMEのBTC先物建玉分析、中期的には4,002ドルの下押し圧力

CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表しています。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目されます。

12月15日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のショートポジションは前週と比較して低い水準となりました(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、15日時点での非報告部門による12,640枚(約14.3億ドル)の買い越しが過去平均(6,102枚、約6.9億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には4,002ドルの下押し圧力が働くことになります(22日時点のビットコイン価格は22,653ドル)。

CMEのビットコイン先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.6(2017年以降のデータ)とCME先物建玉ビットコイン価格は連動性があるとは言いにくいです。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対アセットマネージャーが0.7、対その他が0.3と正の相関であるのに対して、対ディーラーが-0.5、対レバレッジが-0.8負の相関となっています。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できません。

ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関
係者の関心が高いです。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためです。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考えられます。

ビットコイン、初の2万ドル突破 2カ月間で2倍

暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が16日、初めて2万ドル(約207万円)の大台を突破したと報じられています。17日には一時2万3700ドル台まで上昇しました。

ビットコインは10月下旬から上昇が勢いづき、2カ月間で2倍強も値上がりするなど、ここにきて騰勢を強めています。今年に入り、著名投資家や大手企業が相次ぎビットコイン保有を公表。ヘッジファンド業界の大物に加え、保険大手マスミューチュアルやモバイル決済サービス大手スクエアなどの企業が含まれているようです。イーサリアム(ETH)、リップルXRP)などのアルトコインの多くも同様に急上昇しています。

足元では、世界的な低金利が進んでおり、低金利が長期化するとの見方からドル安も強まっています。日経新聞では、「株や新興国通貨など価格変動リスクがあっても収益の狙える資産が人気化しており、ビットコインも脚光を浴びている」と報じています。

 

NVTから見た足元のビットコイン価格は14,959ドル

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として注目されるもののひとつに、「NVT」という指標があります。暗号資産の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値を公表しています。NVT(Network Value to Transaction)はネットワークの価値(暗号資産の場合には流通するコインの市場価値)を日毎の取引量で割った比率で、この値が高ければ取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低いことを表しています。NVTが中期的に一定の値に収斂することを前提とすれば、NVT比率の高低によって、ビットコイン価格が割高か割安かを評価することができます。

ビットコイン(BTC)のNVT比率(=時価総額/日毎の取引量の90日移動平均)を算出すると(時価総額はCoin Market Cap、日毎の取引量はblockchain.infoより)、12月16日時点のNVTの値は182と、過去の平均値よりも高いです。16日時点の取引量は4,228,699,632ドルですが、過去90日間の平均取引高2,179,001,480ドルにNVTの過去平均値125を当てはめると、ビットコインの妥当価格は14,959ドルと算出されます。この観点では、足元の市場価格21,656ドルは割高と評価されます。