仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

Defiプロジェクト「Synthetix」

Synthetixは、ひとつまたは複数の資産から構成された合成資産Synths(ERC20トーン)を作成するためのプラットフォームです。SynthetixのTVLはDefi市場全体で7位です(1月28日時点)。ETHを担保として米ドルにペッグされたステーブルコインのDAIを発行するMakerDaoとの類似性も見て取れます。

基盤トークンであるSNXの所有者は、SNXやETHなどを担保としてロックすることにより、自由にSynthsを作成することができます。ユーザーは、オラクルを介して合成資産を別の合成資産に交換できるわけです。ネットワーク上で多く発行されているSynthsは、sUSD、sETH、sBTCなどです。借りていた合成資産を返せば、担保を取り戻すことができます。

現状、sTokenには、sBTCのように暗号資産の価格をトラックする合成資産だけでな
く、sEURやsXAUといった法定通貨コモディティの価格をトラックするもの、sDeFi Indexのように外部のインデックスをトラックするものなどがあります。また、iSynthsのように価格の増減を逆にトラックするものもあります。今後、より多くの伝統的な金融商品DeFi上で取引できるようにラインナップを拡充するとアナウンスされています。_

SNXの割り当てとして最も比率が大きいのはステーキング報酬用、次にトークンセールによる分配、次いでチーム保有分となります。報酬として与えられた新規発行のSNXは1年間ロックされるため、報酬の引き出しは1年後にしかできません。