仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

DeFiプロジェクト「Curve Finance」

Curveは、2020年1月にローンチされたEthereum上の分散型取引所(DEX)です。流動性プールを利用して、少額の取引手数料でステーブルコインと暗号資産を取引する
とができます。自動マーケットメイカー(AMM)が採用されており、取引高も大きいです。多種にわたるステーブルコインと暗号資産の取引がサポートされています。他のいくつかのDeFiプロジェクトと同様に、プールに流動性を提供して利益を得ることもできます。Curve financeはTrail of Bitsによって、2020年3月に監査済みです。ガバナンストークンはCRVです。

Curveの流動性プールに保管されるトークンは、CompoundやYearn.financeなど他のプロトコルにも流動性を提供します。各プールには、「Curve Compound Pool」など独自のERC20トークンがあります。

中央集権型取引所では、そもそもステーブルコイン同士の取引ペアがなかったり、手数料が高い傾向にあったりするため、ステーブルコインから別のコインに気軽に交換することが難しかった経緯があります。しかし、異なる規格のステーブルコインを交換する際に、Curveはスリッページ(注文を発注したときのレートと、実際に注文が約定するときのレートの差)を抑え、低手数料での取引が可能となりました。さらに、Curveは複数のプールを経由せずに異なる規格同士のトークンの取引を可能にし、手数料を抑えています。

また、Curve DAOでは、低リスクでの流動性マイニングができます。他の取引所で流動性マイニングを行う場合には、Ethereum上のアルトコインを交換する必要がありますが、Curve DAOではステーブルコインの交換により流動性マイニングができるためです。