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バイナンス、譲渡不可能なBABトークン発行を計画

大手暗号資産交換所バイナンスは、BNBスマートチェーン上に構築される史上初のSoulbound Token(SBT)「Binance Account Bound(BAB)」を発行する計画を発表しました。

SBTとは、認証情報、資格、過去のローン履歴といった個人情報に関連するデータを組み込むことができ、譲渡不可能で、ユーザーは自分のトークンをアドレスから別のアドレスに移すことができないトークンです。このため、SBTは金銭以上のものを表し、Web3時代のアイデンティティ(ID)の構成要素になると期待されています。イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、今年の初めに提唱したことで注目を集めています。

今回、Binance Account Bound(BAB)トークンはSBTとしてKYCを正常に完了したことを強調するためにユーザーのウォレットに表示されます。Binanceにおけるユーザーの認証済みステータスを証明し、サードパーティプロトコルで使用できるようになります。もちろん、譲渡はできず、ユーザーによる取り消しや解約のみが可能となっています。最初は、Binanceのモバイルアプリからのみアクセスできるようになり、KYCを受けたBinanceユーザーはBinanceで使用しているウォレット上で直接自分だけのBABを鋳造することができるようになる予定だということです。

BAB トークンを所有していることで、ユーザーが KYC プロセスに成功したことを示します。また、BABトークンは、様々な目的でサードパーティプロトコルによって使用・検証可能なバイナンスのIDとして機能します。将来的には、エアドロップ(無料配布)や投票の権利として利用したりして、様々なユースケースを探っていくようです。

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