Dragonfly Capital、暗号資産ヘッジファンドMetaStable Capitalを買収
暗号資産投資企業Dragonfly Capitalは15日、2014年に設立された米サンフランシスコ発の暗号資産ヘッジファンドMetaStable Capitalを買収したと発表しました。
DragonflyはMediumの投稿で、リブランドとともにこの動きを発表。同社はNear Foundation、MakerDAO、暗号資産取引所ByBitなどの暗号資産企業を支援してきました。一方で、MetastableはNaval Ravikantが共同設立した暗号資産史上最も長い歴史を持つクリプトファンドの一つで、Ethereum、Avalanche、Cosmos、Starkware、NEAR、Zcash、Filecoin、Dfinity、Algorandへの初期投資家でした。取引の条件は、Mediumの投稿では明らかにされていません。
Dragonfly は5月、新規ファンド「Dragonfly Ventures III」で6.5億ドルの調達に成功しまし。Tiger Global、KKR、Sequoia China、Invescoなどの限定パートナーが参加したようです。同ファンドは、Web3.0プロジェクトを開発する起業家らを支援するもので、出資だけでなく、プロトコル開発やガバナンスにも関わっていくといいます。これまでDragonflyは、2018年と2021年にそれぞれ1億ドルと2億2500万ドルで立ち上げた過去のファンドを通じて、約60社に投資してきました。ブロックチェーンと暗号資産の企業、プロトコル、トークンのすべてに焦点を当ててきています。
同日、投資会社Galaxy Digitalは暗号資産カストディアンBitGoの買収から撤退したと発表。それでも、暗号資産メディアThe Blockの調査レポートによると、暗号資産関連のM&A取引は記録的なペースで推移しています。