仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割高の可能性も

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法があります。メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗(n2)に比例する」というものです。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定されます。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザー数×ユーザー数」という計算式でネットワーク価値は膨れ上がります。

この法則にビットコイン(BTC)のユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算した結果、5月13日時点のビットコインのフェアバリューは22,818ドルとなりました。足元のビットコインは49,600ドル近辺で推移していますが、ユニークアドレス数の推移を参考に算出されたフェアバリューから比較すると市場価格は割高と見ることもできます。また、今後のシナリオも下記の通り計算している。(ユニークアドレスはBlockchain.com、ビットコイン価格はCoinMarketcapより)

〇2020年12月31日時点の90日平均ユニークアドレス数をベースに、3つのシナリオで計算「Neutralシナリオ(年率10%増加)」「Upperシナリオ(年率30%増加)」「Underシナリオ(年率10%減少)」

「Neutralシナリオ(年率10%増加)」
・2021年末予想・・・21,964ドル
・2022年末予想・・・26,576ドル
・2023年末予想・・・32,158ドル

「Upperシナリオ(年率30%増加)」
・2021年末予想・・・30,677ドル
・2022年末予想・・・51,844ドル
・2023年末予想・・・87,617ドル

「Underシナリオ(年率10%減少)」
・2021年末予想・・・14,703ドル
・2022年末予想・・・11,910ドル
・2023年末予想・・・9,647ドル

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NVTから見た足元のビットコイン妥当価格は47,825ドル

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として注目されるもののひとつに、「NVT」という指標があります。暗号資産の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値を公表しています。NVT(Network Value to Transaction)はネットワークの価値(暗号資産の場合には流通するコインの市場価値)を日毎の取引量で割った比率で、この値が高ければ取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低
いことを表しています。NVTが中期的に一定の値に収斂することを前提とすれば、NVT比率の高低によって、ビットコイン価格が割高か割安かを評価することができます。

ビットコイン(BTC)のNVT比率(=時価総額/日毎の取引量の90日移動平均)を算出すると(時価総額はCoin Market Cap、日毎の取引量はblockchain.infoより)、5月12日時点のNVTの値は139と、過去の平均値よりも低いです。12日時点の取引量は6,620,873,679ドルですが、過去90日間の平均取引高6,615,361,041ドルにNVTの過去平均値131を当てはめると、ビットコインの妥当価格は47,825ドルと算出されます。この観点では、足元の市場価格50,695ドルは割高と評価されます。

ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は33,068ドル

ビットコイン(BTC)の価格予想を行う上で重要な要素のひとつにハッシュレートがあります。ハッシュレートは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)をマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表すものです。具体的には、1秒間に何回計算が行われているかを示していて、ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理速度、つまり処理能力が高いということになります。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加が挙げられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータのひとつといえます。

ハッシュレートは、長期的には継続して右肩上がりに推移しています。2019年1月11日時点の41,336,683 TH/Sから2021年5月11日時点では178,111,649TH/Sと、約4倍に増加しています(Blockchain.comより)。

ハッシュレートとビットコイン価格の相関係数を見たところ2017年、2018年、2019年と年によってバラつきがあるためあまり参考にはなりません。しかしその一方で、暗号資産業界の関係者の中には「ハッシュレートがビットコインの下値サポートラインに関係する」と見る向きもあります。足元のハッシュレート水準から分析すると、ビットコインの妥当価格は33,068ドルとなり、現在57,100ドル付近で推移するビットコインは割高と考えることもできます。

スイスの投資銀行大手UBS、富裕層向け仮想通貨サービスを検討

スイスの投資銀行大手UBSグループが富裕層向けに暗号資産(仮想通貨)関連サービスの提供を検討しているとブルームバーグが報じました。

関係者によると、仮想通貨特有のボラティリティを考慮して、顧客が保有する資産のごく一部を投資する形で、サービスの詳細は具体的には決まっていないものの、仮想通貨への投資機会提供で複数の選択肢を検討しているようです。

最近では、仮想通貨関連サービスの提供、検討している大手証券会社が増えています。今月7日には、日米投資銀行ゴールドマン・サックスビットコイン価格に連動する金融デリバティブ商品の取引提供を開始しました。また、同日に大手銀行のシティバンクが仮想通貨関連のサービス提供を検討していることも一部メディアで報じられています。他にも、BNYメロンやモルガンスタンレーで仮想通貨関連サービスの検討されています。

ビットコイン、海外の売りポジションは減少

足元のビットコイン(BTC)は640万円台で取引されています。最も取引量の多い米ドル建てでは59,200ドル近辺で推移していまする(コインマーケットキャップより)。

一部国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(5月10日時点)では、4月26日と比較すると、580万円台の売りが増加しました。一方、海外の大手取引所ビットフィネックスでは、5月10日のショートポジションは4月26日と比較して減少して、486枚となっています。ロング・ショート比率は昨年以降継続してロングポジションの方が大きく、足元では97.7%となっています。

2020年3月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが18,000枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測されました。短期的な値動きを追うには、引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目すべきと思われます。

NVTから見た足元のビットコイン妥当価格は48,404ドル

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として注目されるもののひとつに、「NVT」という指標があります。暗号資産の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値を公表しています。NVT(Network Value to Transaction)はネットワークの価値(暗号資産の場合には流通するコインの市場価値)を日毎の取引量で割った比率で、この値が高ければ取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低
いことを表しています。NVTが中期的に一定の値に収斂することを前提とすれば、NVT比率の高低によって、ビットコイン価格が割高か割安かを評価することができます。

ビットコイン(BTC)のNVT比率(=時価総額/日毎の取引量の90日移動平均)を算出すると(時価総額はCoin Market Cap、日毎の取引量はblockchain.infoより)、5月5日時点のNVTの値は165と、過去の平均値よりも高いです。5日時点の取引量は6,381,517,581ドルですが、過去90日間の平均取引高6,527,989,347ドルにNVTの過去平均値131を当てはめると、ビットコインの妥当価格は48,404ドルと算出されます。この観点では、足元の市場価格57,027ドルは割高と評価されます。

フィスココイン(FSCC)テクニカル分析(4月21日)

4月21日14時50分時点のFSCCは、80円近辺での推移となっています。

12月21日には一時110円まで上昇しましました。11月29日安値62.00円から12月21日高値110.00円までの上昇幅は約48.00円であり、12月30日安値75.24円からリプレイスすると123.24円が3ヶ月程度先の中期での上値めどとして意識されます。

目先は76円~90円のボックスであり、ブレイクした場合のめどは上104円、下62円になります。