仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は28,186ドル

ビットコイン(BTC)の価格予想を行う上で重要な要素のひとつにハッシュレートがあります。ハッシュレートは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)をマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表すものです。具体的には、1秒間に何回計算が行われているかを示していて、ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理速度、つまり処理能力が高いということになります。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加が挙げられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータのひとつといえます

ハッシュレートは、長期的には継続して右肩上がりに推移しています。2019年1月11日時点の41,336,683 TH/Sから2021年4月13日時点では169,731,989TH/Sと、約4倍に増加しています(Blockchain.comより)。

ハッシュレートとビットコイン価格の相関係数を見たところ2017年、2018年、2019年と年によってバラつきがあるためあまり参考にはなりません。しかしその一方で、暗号資産業界の関係者の中には「ハッシュレートがビットコインの下値サポートラインに関係する」と見る向きもあります。足元のハッシュレート水準から分析すると、ビットコインの妥当価格は28,186ドルとなり、現在63,200ドル付近で推移するビットコインは割高と考えることもできます。

ビットコイン、海外の売りポジションは縮小

足元のビットコイン(BTC)は650万円台で取引されています。もっとも取引量の多い米ドル建てでは60,000ドル近辺で推移しています(コインマーケットキャップより)。

一部国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(3月29日時点)では、前週比で660万円台の買いが増加しました。一方、海外の大手取引所ビットフィネックスでは、4月12日のショートポジションは前週と比較して縮小して、1,151枚となっています。ロング・ショート比率は昨年以降継続してロングポジションの方が大きく、足元では96.1%となっています。

2020年3月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが18,000枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測されました。短期的な値動きを追うには、引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目する必要があります。

NVTから見た足元のビットコイン妥当価格は41,469ドル

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として注目されるもののひとつに、「NVT」という指標があります。暗号資産の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値を公表しています。NVT(Network Value to Transaction)はネットワークの価値(暗号資産の場合には流通するコインの市場価値)を日毎の取引量で割った比率で、この値が高ければ取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低いことを表しています。NVTが中期的に一定の値に収斂することを前提とすれば、NVT比率の高低によって、ビットコイン価格が割高か割安かを評価することができます。

ビットコイン(BTC)のNVT比率(=時価総額/日毎の取引量の90日移動平均)を算出すると(時価総額はCoin Market Cap、日毎の取引量はblockchain.infoより)、4月8日時点のNVTの値は183と、過去の平均値よりも高いです。8日時点の取引量は6,112,050,100ドルですが、過去90日間の平均取引高5,948,083,305ドルにNVTの過去平均値130を当てはめると、ビットコインの妥当価格は41,469ドルと算出されます。この観点では、足元の市場価格58,302ドルは割高と評価されます。

3月30日時点のCMEのBTC先物建玉分析、中期的には4,164ドルの下押し圧力

CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表しています。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目されます。

3月30日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のショートポジションは前週と比較して低い水準となりました(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、30日時点での非報告部門による9,600枚(約28.3億ドル)の買い越しが過去平均(6,711枚、約19.8億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には4,164ドルの下押し圧力が働くことになります(6日時点のビットコイン価格は58,858ドル)。

CMEのビットコイン先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.6(2017年以降のデータ)とCME先物建玉ビットコイン価格は連動性があるとは言いにくいです。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対アセットマネージャーが0.1、対その他が0.8と正の相関であるのに対して、対ディーラーが0、対レバレッジが-0.8と負の相関となっています。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できません。

ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高いです。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためです。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバ
レッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考えられます。

「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割高の可能性も

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法があります。メトカーフの法則は、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗(n2)に比例する」というものです。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定されます。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザー数×ユーザー数」という計算式でネットワーク価値は膨れ上がります。

この法則にビットコイン(BTC)のユニークアドレス(取引活動があるアドレス)の数を用いてフェアバリューを計算した結果、4月4日時点のビットコインのフェアバリューは23,802ドルとなりました。足元のビットコインは57,900ドル近辺で推移していますが、ユニークアドレス数の推移を参考に算出されたフェアバリューから比較すると市場価格は割高と見ることもできます。また、今後のシナリオも下記の通り計算している。(ユニークアドレスはBlockchain.com、ビットコイン価格はCoinMarketcapより)

〇2020年12月31日時点の90日平均ユニークアドレス数をベースに、3つのシナリオで計算「Neutralシナリオ(年率10%増加)」「Upperシナリオ(年率30%増加)」「Underシナリオ(年率10%減少)」

「Neutralシナリオ(年率10%増加)」
・2021年末予想・・・21,964ドル
・2022年末予想・・・26,576ドル
・2023年末予想・・・32,158ドル

「Upperシナリオ(年率30%増加)」
・2021年末予想・・・30,677ドル
・2022年末予想・・・51,844ドル
・2023年末予想・・・87,617ドル

「Underシナリオ(年率10%減少)」
・2021年末予想・・・14,703ドル
・2022年末予想・・・11,910ドル
・2023年末予想・・・9,647ドル

フィスココイン(FSCC)テクニカル分析(3月31日)

3月31日12時45分時点のFSCCは、80円近辺での推移となっています。

12月21日には一時110円まで上昇しましました。11月29日安値62.00円から12月21日高値110.00円までの上昇幅は約48.00円であり、12月30日安値75.24円からリプレイスすると123.24円が3ヶ月程度先の中期での上値めどとして意識されます。

目先は76円~90円のボックスであり、ブレイクした場合のめどは上104円、下62円になります。

米カード大手Visaが仮想通貨決済を開始

米カード決済大手のVisaは29日、暗号資産(仮想通貨)を使った決済を始めると発表しました。Ethereumブロックチェーン基盤のステーブルコインである「USDC」による決済から始めるとのことです。

USDCはCircleとCoinbaseが共同で設立したステーブルコインで、Centre Consortiumが管理しています。USDCは米ドルに連動する仮想通貨で、1USDCは常に1米ドルの価値があるため、ステーブルコインと呼ばれます。

まず仮想通貨関連のサービスを提供するCrypto.comと組んで試行的に実施します。Crypto.comが提供するVisaブランドの前払い式(プリペイド)カードを使った決済の一部をUSDCで代替できるようにします。Crypto.comはAnchorageにあるVisaのEthereumウォレットアドレスにUSDCを送って、取引を決済することができます。その後、加盟店はVisaから自国の通貨で支払いを受けます。Crypto.com以外にも今後協業先を広げる予定です。

今回、仮想通貨のカストディー(資産管理)業務を手掛ける米フィンテック企業Anchorageとの提携により、Visaは初のデジタル通貨への対応を開始します。Anchorageは最近、連邦銀行の認可を受けデジタル資産銀行としての地位を確立したことで、Visaとのパートナーシップが実現しました。

世界最大手のカードブランドが仮想通貨決済に参入することにより、仮想通貨の利用がより身近になりそうです。また、Visaの競合の米Mastercardもステーブルコインによ
る決済を受け入れる方針を示しています。