日本発ゲーム特化型ブロックチェーンOasys、約25億円を資金調達
日本発ゲーム特化型ブロックチェーン企業のOasysは6日、約25億円の資金調達を完了したことを明らかにしました。
今回、米VCのRepublic Capitalをリードに、Crypto.comやHuobi、Gate.io、KuCoinといった海外主要取引所やFenbushi Capitalなどの海外VC、Netmarble会長のYoungsig Kwon氏、同社CEOのGun Kim氏などの個人投資家など、グローバルの複数投資家から資金を調達しました。国内では、グリーや暗号資産交換所ビットバンクなどが投資家に名を連ねています。調達資金は、ゲーム事業者や暗号資産交換所、エコシステム系企業などとのパートナーシップ強化や組織体制の増強に活用していくということです。
Oasysは、2022年2月に発足した日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクトで、初期バリデータとして、バンダイナムコ研究所、セガ、Ubisoftといった大手ゲーム会社やWeb3企業計21社で構成されているプロジェクトとなっています。5日には、bitFlyer BlockchainがOasysの初期バリデータとして参画すると発表していました。
Oasysは、「My Crypto Heroes」「Brave Frontier Heroes」を開発したdoublejump.tokyoが主に開発を手掛けています。ゲーム会社やIPホルダーなどの事業者が安心して事業に参入できる基盤やユーザーにとって快適なゲームプレイ体験を提供することが可能となっています。今後も、国内外のパートナー企業と連携しブロックチェーンゲームのUX改善に取り組み、Web3領域における日本のゲーム・IPのグローバル展開に貢献していくようです。
グリーのメタバース事業本部の村田卓優氏は「これからのエンターテインメントを加速する土壌としてブロックチェーンが台頭しつつある中で、日本発のOasysの成長を確信し、この度ご一緒させていただくこととなりました」とプレスリリースで述べています。