仮想通貨あれこれ

暗号通貨(仮想通貨)のこといろいろかな

NVTから見た足元のビットコイン妥当価格は46,084ドル

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として注目されるもののひとつに、「NVT」という指標があります。暗号資産の市場分析で有名なウィリー・ウー氏が考案した指標で、同氏のホームページではリアルタイムの数値を公表しています。NVT(Network Value to Transaction)はネットワークの価値(暗号資産の場合には流通するコインの市場価値)を日毎の取引量で割った比率で、この値が高ければ取引量に比べてネットワークの価値が高いことを、この値が低ければ取引量に比べてネットワークの価値が低
いことを表しています。NVTが中期的に一定の値に収斂することを前提とすれば、NVT比率の高低によって、ビットコイン価格が割高か割安かを評価することができます。

ビットコイン(BTC)のNVT比率(=時価総額/日毎の取引量の90日移動平均)を算出すると(時価総額はCoin Market Cap、日毎の取引量はblockchain.infoより)、6月2日時点のNVTの値は107と、過去の平均値よりも低いです。2日時点の取引量は5,725,518,843ドルですが、過去90日間の平均取引高6,553,551,074ドルにNVTの過去平均値131を当てはめると、ビットコインの妥当価格は46,084ドルと算出されます。この観点では、足元の市場価格37,814ドルは割安と評価されます。

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ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は27,564ドル

ビットコイン(BTC)の価格予想を行う上で重要な要素のひとつにハッシュレートがあります。ハッシュレートは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)をマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表すものです。具体的には、1秒間に何回計算が行われているかを示していて、ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理速度、つまり処理能力が高いということになります。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加が挙げられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータのひとつといえます。

ハッシュレートは、長期的には継続して右肩上がりに推移しています。2019年1月11日時点の41,336,683 TH/Sから2021年6月1日時点では148,955,750TH/Sと、約4倍に増加しています(Blockchain.comより)。

ハッシュレートとビットコイン価格の相関係数を見たところ2017年、2018年、2019年と年によってバラつきがあるためあまり参考にはなりません。しかし一方で、暗号資産業界の関係者の中には「ハッシュレートがビットコインの下値サポートラインに関係する」と見る向きもあります。足元のハッシュレート水準から分析すると、ビットコインの妥当価格は27,564ドルで、現在36,500ドル付近で推移するビットコインは割高と考えることもできます。

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ビットコイン、海外の売りポジションは減少

足元のビットコイン(BTC)は370万円台で取引されています。最も取引量の多い米ドル建てでは34,200ドル近辺で推移しています(コインマーケットキャップより)。

一部国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(5月17日時点)では、5月24日と比較すると、380万円台の売りが増加しました。一方、海外の大手取引所ビットフィネックスでは、5月31日のショートポジションは5月24日と比較して減少して、837枚となっています。ロング・ショート比率は昨年以降継続してロングポジションの方が大きく、足元では98.2%となっています。

2020年3月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが18,000枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測されました。短期的な値動きを追うには、引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目する必要があると思われます。

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フィスココイン(FSCC)テクニカル分析(5月27日)

5月20日10時30分時点のFSCCは、140円近辺での推移となっています。5月9日には一時169円まで上昇しました。

長いもち合いから上昇トレンド入りとなっています。

上値めどは2020年10月安値から12月高値66円幅の倍返しである176円、2021年4月安値から5月高値98.50円幅を安値117.00円からトレースした215.5円が計算値となります。

ちなみに、変化日は5月21日です。

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BTC、再び3万ドル台へ急落、中国が採掘取締りをあらためて表明

ビットコインは21日のNY市場で、41000ドル(450万円相当)から37000ドル(403万円相当)へ急落、中国が採掘取締りをあらためて表明したことが嫌気され売りが加速しました。

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暗号資産(仮想通貨)のイベントスケジュール:5月20日更新

5月22日:ブロックチェーンエコノミー2021(開催地:トルコ)

5月28日:CMEのビットコイン・オプション、ビットコイン先物SQ(日本時間5月29日午前1時)

6月2-6月3日:Global DEFI Investment Summit(開催地:ドバイ)

6月4-6月5日:ビットコイン2021(開催地:米国)

6月11-6月12日:ブロックチェーン フェスト 2021(開催地:キプロス

6月15-6月17日:マイナーサミット 2021(開催地:アメリカ)

6月16日:Bakktのビットコイン・オプションSQ(日本時間6月17日8時)

6月18日:Bakktのビットコイン先物SQ(日本時間6月19日8時)

6月23-6月25日:InterCon Conference(開催地:アメリカ)

6月25日:CMEのビットコイン・オプション、ビットコイン先物SQ(日本時間6月26日午前1時)

7月:イーサリアム・ロンドンハードフォーク

7月8-7月9日:Blockchain and Internet of Things Conference 2021(開催地:ベトナム

7月16日:Bakktのビットコイン・オプションSQ(日本時間7月17日8時)

7月18日:Bakktのビットコイン先物SQ(日本時間7月19日8時)

7月20-7月22日:Ethereum Community Conference 4 EthCC(開催地:フランス)

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5月11日時点のCMEのBTC先物建玉分析、中期的には224ドルの上押し圧力

CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表しています。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目されます。

5月11日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のネットポジションは先週に比べて低い水準となりました(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、11日時点での非報告部門による6,655枚(約14.8億ドル)の買い越しが過去平均(6,791枚、約15.1億ドル)まで拡大することを前提とすれば、ビットコイン価格には224ドルの上押し圧力が働くことになります(18日時点のビットコイン価格は44,375ドル)。

CMEのビットコイン先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.5(2017年以降のデータ)とCME先物建玉ビットコイン価格は連動性があるとは言いにくいです。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対ディーラーが0.2、対その他が0.8と正の相関であるのに対して、対アセットマネージャーが-0.1、対レバレッジが-0.8と負の相関となっています。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できません。

ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高いです。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためです。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考えられます。

 

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